手もみ加工について

当店では手もみ加工という手法によりグローブを柔らかくしてます。
有名なスチーム加工や湯もみ型付けとの最大の違いは水分を使わない事。
革にとって水分が良くないのは皆さんご存知だと思います。
どこかで読んだ例えで「革靴を柔らかくするのに水分を使いますか?」とありました。正にその通りです。
当店では一切の水分を使わず、手でグローブを揉む事により革を伸ばして柔らかくします。

そもそもグローブ型付けってなんだ?
なぜ型付けが必要なの?

そもそもグローブ型付けってなんだ? なぜ型付けが必要なの?

お店で本格的な野球のグローブを
手にはめて見られたことがありますか?
実は野球のグローブって
「新品だと、とても硬いんです!」

子供用でも、大人用でも、軟式野球用でも、硬式野球用でも、本格的なグローブはどれも硬いんです。
グローブが硬いということはグローブの開閉が難しく、
ボールを捕ろうとしても革が馴染んでいないのでボールを受けても弾いてしまいます。
特に握力が弱い小学生だと新品のグローブを握るのは難しく、
力を入れようとすればするほど、ボールが取りにくいグローブ(の型)になってしまうことがあります。
だから、まずはグローブを柔らかくして、自分の手に馴染ませて、自分の使いやすい形に仕上げていきます。
それを「グローブの型を付ける」「型付けをする」などと呼びます。

グローブの型付けは自分で出来る?

グローブの型付けは自分でやる方がよいのか、それともプロに任せた方がいいのかご説明いたします。

「失敗しない型付け」なら、
ぜひプロにお任せください。

「失敗しない型付け」なら、ぜひプロにお任せください。

グローブの型付けは自分でも出来ます。
自分でするのも楽しみの一つだと思うので、型付け無しで購入される方も沢山います。
その一方で「出来るだけ早く使いたい」「型付けをしたことが無いので不安」「以前に自分でやって失敗した」
と言う理由で、お店に型付けを依頼されるお客様が増えてきました。
また、有名メーカーと契約しているプロ野球選手でも、メーカーがある程度まで柔らかくした状態でグローブを受け取って、そこから自分の型に仕上げていく選手や、即実践で使えるくらいまで柔らかくして型付けをしたグローブを使う選手もいるそうです。
個人的には、せっかく買ったグローブの型付けを失敗してしまうというのが一番つらい事だと思うので、
最初の段階だけプロの職人に任せて、そのあと自分の型に仕上げていくことをおススメしております。

当店が独自に開発した「手もみ加工」

手もみ加工とは野球のグローブを柔らかくして、手に馴染むようにするグローブ型付けの方法の一つで、
スポーツショップムサシが2007年頃に独自に開発した方法です。

手もみ加工について

「湯もみ型付け」や「スチーム加工」と何が違うの?

ムサシ流グローブ型付け「手もみ加工」

グローブ型付け(グローブを柔らかくする)の方法には、グローブをお湯につけてから柔らかくする「湯もみ型付け」や、スチーマーと呼ばれる機械の中に入れて蒸気でグローブを温める「スチーム加工」などの方法が元々あったのですが、当店では新たな型付けの手法として水分を使わずに柔らかくする、「手もみ加工」を独自に開発しました。

ムサシ流グローブ型付け「手もみ加工」
水分を使わずグローブを柔らかくする「手もみ加工」

水分を使わずグローブを柔らかくする「手もみ加工」

湯もみ型付けやスチーム加工と手もみ加工の違いは「水分を使わないこと」です。単純ですが大きな違いです。水分を使わずに職人がグローブを揉み込んで柔らかくほぐします。
※ ゴールドコース以上では少量の水性オイルを使うオプションもあります。

手もみ加工のメリットとは?

では水分を使わないと、どのように他の加工と仕上がりが違うのでしょうか?

程よい柔らかさに仕上がる

手もみ加工で仕上げたグローブは、これから自分でグローブ型付けをする前の「準備体操ができた状態」の仕上がりで、グローブに極端に型を付けていません。
程よい柔らかさに仕上げていまので、自分で型を作っていく楽しみがあり、ある程度柔らかくなっていることで」自分で型付けをしても失敗しにくい」のが特徴です。

程よい柔らかさに仕上がる
グローブのコシが長持ちする

グローブのコシが長持ちする

「手もみ加工」で型付けしたグローブは、グローブを揉む前にお湯につけたり蒸気に当てたりしないので、革へのダメージが少なく「グローブのコシが長持ちした」「長年使ってもグローブがへたらない」という声を多く頂いています。

手もみ加工「3つのコース」

「レギュラーコース」「ゴールドコース」「プレミアコース」の3つのコースからお選びいただけます。
柔らかさや、型付けの仕上がりをそれぞれ選べるようになっております。

スタンダードコース

¥1(税込)

スタンダードコースは従来の手もみ加工を1回~2回行います。やや硬めの仕上がりなので、自分の型付けをじっくり時間をかけてされたい方におすすめのコースです。

納期 約1~2営業日で出荷
手もみ加工 1回~2回
おすすめ!

ゴールドコース

¥1,980(税込)

手もみ加工を数日かけて3~5回行います。「出来るだけ早く使えるようにしたい」「程よい柔らかさの仕上がり」を希望される方におすすめのコースです。

納期 約3~4営業日で出荷
手もみ加工 3~5回

プレミアコース

¥3,500(税込)

加工する職人がお客様に直接お電話して、型の要望、使い方の特徴などをヒヤリングをさせ頂き、その情報をもとにグローブを加工していきます。ゴールドコースよりもお客様の好みに合ったグローブに仕上がりますので、グローブの型にこだわりがある方におすすめのコースです。

納期 約3~4営業日で出荷
手もみ加工 3~5回

「ポジション別」のグローブ型付け

「ポジション別」のグローブ型付け

投手、内野⼿、外野⼿、キャッチャー、ファーストなどポジション別にグローブの特徴(型)が異なりますので、内野用グローブなら内野用グローブの特徴に合わせた「型付け」、外野手用グローブなら外野手用グローブの特徴に合わせた「型付け」をすることが大切です。